InstaMTでMTOS 5にヴァージョンアップのメモ

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  • Last Modified: 2016年5月26日 15:53

この記事では、InstaMTで既存のMovable Type 4.xからMTOS 5へヴァージョンアップする際のメモとして記したものです。

注意点ですが、「InstaMT」は、Perlのモジュールの不足などで一部使える機能が制限されることがあります。本格的なMovable Typeの環境をローカルで構築されたいかたは、XAMPPの利用をおすすめします。

InstaMTについては以下で簡単にまとめています。

1. 既存のInstaMT環境を破棄しInstaMTを再インストールする

すでにInstaMTがインストールされている場合は、InstaMTフォルダをまるごと削除して、新たにInstaMTをC:\配下にインストールしなおすだけOKです。

Movable Type 4.xの既存環境を残されたい場合は、InstaMTフォルダをバックアップして利用したいときにC:\に移し替えて使うか、新たにInstaMTをインストールし、インストールの際にフォルダを既存の場所とは別な場所に指定する方法があります。

また、テンプレートセットやプラグインなど、これまで使っていたもののバックアップをとっておけば、ヴァージョンアップ後に試すということも可能です。

2. MTOS 5の入手とインストール

Movable Type Open Sourceは、MTOS: Movable Type オープンソース・プロジェクト | MovableType.jpからダウンロード可能となっています。本記事執筆の時点ではヴァージョンは5.0となっています。

ダウンロード後、ファイル展開して、MTOS-XXX-ja(XXXはヴァージョン)フォルダの拡張子.cgiのファイルの1行目のパスを#!C:/InstaMT/perl/bin/perl -wに変更します(これは、InstaMTがC:\配下にインストールされている場合のパスです)。

書き換えが済んだら、MTOS-XXX-jaフォルダ内のmt-staticフォルダ以外をコピーして、InstaMTの/cgi-bin/mt/ 以下に上書コピーをします。

mt-staticフォルダは、/www/mt-static/ に上書コピーします。

余談ですが、mt-config.cgiにて、StaticWebPathをフルパスにするには以下のように書き換えます。


#StaticWebPath /mt-static/
# ↓
StaticWebPath  http://127.0.0.1/mt-static/

3. アップグレード作業

*本記事では、mt-config.cgiが残った状態でアップグレード作業が開始されるパターンとして説明するものとします。(InstaMTでmt-config.cgiが無い状態で起動するとウィザードが立ち上がるようになります)

先述の2.の項目が完了したら、InstaMTを起動します。MTにログオンされてこのときにアップグレード作業が開始され、アカウントとパスワードの入力を求められます(MTUser/mt)。パスワード入力完了後、データベースのアップデートがおこなわれて、MTOSのダッシュボード画面が表示されればヴァージョンアップの作業は成功です。

データベースのアップデート画面から進まない場合

このセクションは、アップグレード作業から進まなかった場合の対処として説明します。問題なくアップデートが完了するようでしたら、無視してかまいません。

当方で試した環境でデータベースのアップデート作業の画面から進まないという現象を確認しています(Firefox 3.5.5/IE7 どちらでも)。原因としては、ページがjQuery関連のコードでエラーをおこしているようです。これは、jQuery本体がロードされていないことによるものとおもわれ、以下のファイルにjQuery本体を呼び出すコード追記することで、この問題を解消できました。

mtのシステムのフォルダ、tmpl/cms/include のchromeless_header.tmplファイルの23行目以下(</mt:if>)に下記のコードを追記して上書保存します。

<script type="text/javascript" src="<$mt:var name="static_uri"$>jquery/jquery.js?v=<mt:var name="mt_version_id" escape="URL">">
</script>

参考までに

MTOS 5.01をパッケージしたInstaMTがOpen MagicVox.netさまにて配布されています。

アップグレード完了後にphpMyAdminがなくても別のデータベースを作成して新規にサイトを作る方法

あくまでも参考情報として載せておきます。試されるときは自己責任においておこなっていただきますようお願いします。予め既存のデータはバックアップして置いてください。

  1. C:\InstaMT\mysql\dataに新しいデータベースのフォルダを作成します。ここではmtos5というデータベース(名)を作ったものとします
  2. 作成したフォルダ内に以下のコードを記載してファイル名をdb.optとして保存します
    • default-character-set=utf8
      default-collation=utf8_general_ci
  3. mt-config.cgiのDATABASE SETTINGSでデータベース名を新しく作ったものに書き換えます
    • Database mtos5
  4. 以上で、InstaMT起動で新規作成のウィザードが立ち上がります。以降指示にしたがって作成していけば完了です

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