- Last Modified: 2016年5月26日 16:19
すでにOpen Melodyの正式版がリリースされていますが、とりあえずMac+MAMPという環境でためしてみたのでメモ程度ですが記しておきます。
検索してみますと、サーバーでうまく動いていないというものをいくつかみかけました。サーバで試すほどでもなくローカルにて検証してみたいという趣旨で構築してみることにしました。
ということで、以下のテキストどおりの手順で共用サーバーなどでおこなって動かなかったりしても責任はとれませんのでその点はご理解いただきたくお願いします。
前提ですがMAMPはインストール済み、DBIモジュールもインストール済みで、すでにMTOS等が稼働できているという状態であるということです。
Snow Leopardの場合でMAMPとMacPortsを使ったMTの導入までは以下のエントリなどを参考に
作業の流れ
おおまかに以下のリストとなります
- Melody用のデータベース作成(phpMyAdmin使用)
- ダウンロードと展開、MAMPのhtdocsフォルダ内にセット
- システムのチェックの実行(check.cgi)、必須モジュール、オプションモジュールの確認
- Melodyにログイン、ウィザードにしたがってアカウント作成
- ログイン、config.cgiでの設定など
- その他、CMSテンプレートの修正
データベースの作成
既存のMTOSとかと混ざらないようにMelody用のデータベースをあらかじめ用意しておきます。
MAMPスタートページよりphpMyAdminにはいってホームの新規データベースを作成するのところで任意のデータベース名で照合順序をutf8_general_ciにして作成します
そのあと特権のところでデータベースにアクセスできるユーザを確認するなどしておきます。
ダウンロードと展開
ダウンロードしたのは現時点ではヴァージョン1.0でした。
Downloadのリンクからダウンロードできます。自動で始まるなどします。ダウンロードが始まらなければページのzipアーカイブのリンクから落としてきます。ダウンロード後に展開します。
展開後のフォルダをMAMPのhtdocsにいれます。なお展開後のフォルダ名はmelody100とかヴァージョンつきでみじかめなわかりやすい名にリネームしたほうがいいかも
フォルダ内のCGIを動かせるように、ターミナルからviとかで以下の.htaccessファイルをmelodyのフォルダ下に作成します
Options -Indexes
Options +ExecCGI
AddType application/x-httpd-cgi .cgi .pl
システムのチェック
Melodyが利用できるかのチェックをおこないます。check.cgiファイルがmt-check.cgiと同じ機能をもちます。
まずは必須モジュールの項目をチェックして必要なモジュールがあればインストールします。インストールにはcpanやMacPortsなどを利用します。MelodyではHTML::Parser(3.66 or later)が必須となっている点に注意します。
オプションモジュールは任意でインストールします。
インストールウィザードの実行
用意ができたら、Melodyにログインしてインストールを完了させます。(このエントリでは使用する言語は日本語を選択したものとして説明されてもらいます)Melodyのドキュメントもあるようなのですが、英語だったりしますので、今のところはMT5のドキュメントもある程度は参考になります。
データベース接続の設定
必要なPerlモジュールは揃っています。 Melodyのインストールを続行する準備が整いました。
- データベースサーバー
localhost
- データベース名
任意(melodyとか)
- データベースポート
MAMPの環境設定のMySQLのポートの数値
- データベースソケット
/Applications/MAMP/tmp/mysql/mysql.sock
データベースの設定を完了しました。 次のステップへ進みます。
メール設定は自分ではメール送信機能は使わないので、smtpサーバーだけ選択して次へ
アカウントの作成
最初のブログを作成
- ブログ名
My Firsst Blog
- ブログURL
http://localhost/melody/
- 公開パス
/Application/MAMP/htdocs/melody
- テンプレートセット
DePoClean
- タイムゾーン
UTC+9(日本標準時)
管理画面にログイン
対話式ウィザードによる設定がおわると管理ページログインへと進みます。ウィザードで設定したアカウント名とパスワードでログインします。データベース設定とアップグレードなどがおこなわれてダッシュボードが表示されればインストール完了となります。
config.cgiファイルで環境設定
config.cgiがMovable Typeのmt-config.cgiにあたるものです。必要な設定があればここに設定を加えておきます。
いくつかのMovable Typeの設定ディレクティブを利用できます。例えば、自分は画像処理関係にNetPBMを使ってますので、ImageDriverにはNetPBMを指定しています。
ImageDriver NetPBM
NetPBMPath /path/to/NetPBMバイナリのパス
CMSテンプレートの修正
管理画面であれこれいじってみるといくつか動作しない部分があることに気づきます。
この点はすでに小粋空間さまにおいて指摘がなされており、対処方法も公開されています。
原因はjquery.jsファイルが読み込まれていないことによるものです。
MAMPでのパスでいくと、
/Applications/MAMP/htdocs/melody1.0.0/tmpl/cms/include/header.tmpl
で、html_headの読み込みの上あたりにでもjQueryを読み込むコードをいれておきます。
<script type="text/javascript" src="<mt:var name="static_uri">jquery/jquery.js"></script>
<$mt:var name="html_head"$>
以上Melody1.0.0をMAMP下で動かすまでをまとめてみました。ダウンロード時点の情報に基づく内容ですので、今後変わってくる部分もあるかと思います.常に最新の情報を参照されることをおすすめいたします。
MAMPを使わずMacPortsを利用したインストール方法は以下にドキュメントが用意されています。
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